「2014/12/5~10 宇野 彰(45機卒)個展を開催」
宇野氏は、以下のように絵画の個展を開催しました。
会場:ギャラリーエスパース
ひたちなか市笹野町2-2-7
「46機卒幹事からの問い合わせ」
今年度(平成26年度)に46機卒クラス会を計画していますが、以下の四君の連絡先がわかりません。
— (昭46機卒幹事 小池)—
連絡先がわかる方はご一報ください。
萩野谷光君、川井清雅君、角田康夫君、助川勝典君
「還暦を迎えた会員からの言葉」
私は、還暦直前に長年の夢であった四国八十八ヶ所詣り(遍路旅)に出掛けてきました。人によって得られる物は違うように思いますが、自然の中を歩き、各札所の本堂及び太子堂では「般若心経」を詠み上げ、行程途中では「お接待」を受けるなどを通して、祖先の供養、人との関わり、心の安らぎなどを得られたような気がします。日々の生活に追われている人、是非、遍路旅を経験してみて下さい。何か得られるものがあるように思います。以下に、私の遍路旅を紹介します。
— (昭46機卒 Y.K.)—
遍路旅は全行程歩いて約40日位掛かると言われます。丸々40日、家を空けるわけにはいかないので、一国参り(阿波国、土佐国、伊予国、讃岐国を4回に分けて巡礼する)で廻ることにしました。交通手段は、東京駅八重洲口から出る夜行バスで翌日の朝には四国の目的地まで到着できるので利用しました。宿泊は、前日に翌日辿り着けるであろう札所近くの宿泊先(宿坊、民宿、旅館等)に電話予約をしました。
始めは、阿波国(現在の徳島県)で「発心の道場」(仏門に入ることを意味する)と言われます。一番札所「霊山寺」から二十三番札所「薬王寺」まであり、途中には、「遍路ころがし」と呼ばれる難所を幾つも越えなければ辿り着けない十二番札所「焼山寺」があります。3月初旬に出発したこともあり、春を満喫しながら10日間で薬王寺まで辿り着き、初めの計画通り、近くの阿佐海岸鉄道阿佐東線甲浦駅からJR徳島駅に戻り帰宅しました。
2度目は、土佐国(現在の高知県)で「修行の道場」と言われます。とにかく歩く距離がだらだらと長く、大変な試練が身にかかるので修行の謂れのような気がします。田植えを終えた5月末に出発し、前回、帰途に就いた甲浦駅へ戻りました。駅からは2日かけて二十四番札所「最御崎寺」(室戸岬にある)へ向いました。土佐湾沿いに札所を巡りながら途中の桂浜で坂本竜馬の銅像と記念撮影し、日本最後の清流と言われる四万十川を渡り、三十八番札所「金剛福寺」(足摺岬)まで歩きました。その後、土佐国最後の三十九番札所「延光寺」を廻り、愛媛県との県境を越え、宇和島バス城辺営業所まで歩き帰途に就きました。土佐国は歩く距離が長かったこともあり、11日間、平均で6万歩/日近く歩きました。
3度目は、伊予国(現在の愛媛県)で「菩提の道場」と言われます。煩悩から離れ、悟りを開くことを意味するようです。気温の高い8月,9月を避け、稲刈り前の10月初旬に出発し、前回、帰途に就いた宇和島バス城辺営業所へ戻りました。営業所から歩き始め、四十番札所「観自在寺」から六十五番札所「三角寺」まで歩きました。途中、県庁所在地の松山市街にある五十一番札所「石手寺」は、参拝者も多く大変な賑わいでした。骨休めに道後温泉に浸かり、ぼっちゃん先生に思いを寄せてみました。最後の札所「三角寺」からはJR伊予三島駅へ戻り帰途に就きました。11日間の行程でした。
最後は、讃岐国(現在の香川県)で「涅槃の道場」と言われます。煩悩を断じて絶対的な静寂、理想の境地に達することを意味するようです。稲刈りが終わった11月初旬に出発し、前回、帰途に就いた伊予三島駅へ戻り、六十五番札所「三角寺」を経由して山の上に位置する六十六番札所「雲辺寺」へ向かいました。次の六十七番札所「大興寺」からは札所の間隔が狭くなるので、最大で七か所/日の札所を廻り八十八番札所「大窪寺」まで5日間の歩き遍路で結願することができました。大窪寺からはバスを利用して一番札所「霊山寺」へ戻り、結願の報告を終え、最後の目的地「高野山」に向かいました。高野山では、弘法大師が今でもこもっているという「奥之院」に参拝した後、満願の証明書を戴き帰宅しました。この行程で2日を要し、トータル39日間の四国八十八ヶ所詣りで大変達成感のある遍路旅でした。