この度、歴史ある我らが茨香会(茨城高専同窓会)の会長を務める事になりました、12期機械工学科卒の天海(あまがい)忠之です。 海老根さんの後を受け、9代目となります。令和に卒業した会員諸兄が、社会でご活躍され始めた時に、昭和生まれの老体が適任となれるかは少し不安が残りますが、 会員の皆様方のご意見を積極的に頂戴しながら、本会がより発展できるように、微力ながら努力してまいります。
 さて副会長として会の運営に携わってきた過去数年間に感じた点を列記します。
半世紀を経過した茨香会は、設立当時の状況と比較しますと、同窓会内外の社会環境も大きく変わって来ています。創設期には、卒業後の会員相互の連絡や懇親を図る事が、主たる目的でありました。 そのうち茨香会の歴史も長くなるにつれ、会員の年代幅も広がってきて、そのうえ社会も急速に変化して来たのはご承知の通りです。茨香会に期待される役割も年代毎に異なって来ている様です。 年代の違いと言えばそれまでですが、茨香会の目的や運営の仕方も多種多様となり、柔軟に対応するのも必要となるでしょう。
 そのため、旧態依然としたままの茨香会には魅力も必要性も感じず、入会いただけない卒業生の割合も多くなって来ていました。
 そこで規約も見直したうえで、入会時期を本校入学時へと前倒し変更しました。在校生時代から茨香会の人脈をフルに活用していただき、高専生活から次のステップへ移る時期のお役に立てるように考えました。 また昨今のコロナ禍には、茨香会から手指消毒薬を寄贈したりして、同窓会の活動を普段の校内でも見えるようにしました。そして、高専卒業後の社会での経験を学生にお伝えし(座談会)、就職模擬面接にも協力させていただきました。
 会員以外にアピールできる、会員には必要とされる茨香会を目指し、社会に役立つ活動が出来るように改革してまいります。役員会メンバーへ気付き与えて頂けますよう、皆様のアイディアやご意見をお寄せいただけます様、お願い申し上げます。
 次の半世紀、100周年を目指して!

2023年4月吉日

茨香会(茨城高専同窓会)会長 天海 忠之(S.55M卒)